WEB アプリケーション用に LOTUS DOMINO をプログラミングする


JavaScript イベント

フォーム、サブフォーム、ページ、フィールド、アクション、ボタン、アクションホットスポットなどの Lotus Domino オブジェクトには、JavaScript イベントハンドラが用意されています。プログラムペインで、コードをこれらのイベントハンドラに付加できます。イベントをサポートするブラウザと、一部制限がありますが Lotus Notes クライアントで、イベントの発生時にコードが実行されます。

JavaScript イベント一覧

次の表には Lotus Domino Designer の JavaScript イベントハンドラを記載しています。「ブラウザのみ」はイベントハンドラがサポートされるブラウザでのみ機能することを示します。「ブラウザと Notes」はイベントハンドラがサポートされるブラウザと Lotus Notes クライアントで機能することを示します。
イベントフォーム、サブフォーム、ページフィールドアクション、ボタン、ホットスポット
JSHeaderブラウザと Notesフォーム、サブフォーム、ページに JSHeader を使用します。
onBlurなしブラウザと Notesブラウザのみ
onChangeなしブラウザと Notesなし
onClickブラウザのみブラウザのみブラウザと Notes
onDblClickブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onFocusなしブラウザと Notesブラウザのみ
onHelpブラウザと Notesなしブラウザのみ
onKeyDownブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onKeyPressブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onKeyUpブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onLoadブラウザと Notesなしなし
onMouseDownブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onMouseMoveブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onMouseOutブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onMouseOverブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onMouseUpブラウザのみブラウザのみブラウザのみ
onResetブラウザのみ、フォームのみなしなし
onSelectなしブラウザのみなし
onSubmitブラウザと Notesなしなし
onUnloadブラウザと Notesなしなし

ブラウザと Lotus Notes クライアントで機能するイベント

ブラウザと Lotus Notes クライアントの両方で機能しなければならないコードは次のイベントに限定してください。


JSHeader イベント

JSHeader は、関数やグローバル変数宣言のように、オブジェクトのすべてのイベントがアクセスできるコードをロードする特別なイベントハンドラです。このコードは Lotus Domino の生成した HTML の <HEAD> タグに挿入します。

onSubmit イベント

onSubmit イベントは、FileSave @コマンドが実行されるときにブラウザと Lotus Notes クライアントで発生します。ブラウザでは、onSubmit イベントから false を返すことで保存処理を中止できます。

Lotus Notes クライアントで JavaScript を有効にする

Lotus Notes クライアントで JavaScript を実行するには、[ファイル] - [プリファレンス] - [ユーザー] の [追加のオプション] を選択した後 [JavaScript を有効にする] を選ぶ必要があります。セキュリティを拡張または制限するには、[ファイル] - [セキュリティ] - [ユーザーセキュリティ] を選択した後、[実行制御] で [JavaScript] を選択する必要があります。


関連項目