複合アプリケーション - 設計と管理


Symphony Spreadsheet コンテナを使用する
Symphony Spreadsheet コンテナを使用すると、Lotus Symphony でサポートされる表計算を複合アプリケーションに追加して、他のコンポーネントとデータを交換することができます。Lotus Symphony は、OpenOffice 1.0 と 2.0 の表計算 (.sxc、.ods)、Excel の表計算 (.xls)、Lotus 1-2-3 表計算 (.123) をサポートします。Symphony Spreadsheet コンテナは、汎用コンテナフレームワークに構築されています。

メモ このコンテナが Composite Application Editor に提供されていない場合は、更新サイトからのダウンロード方法をシステム管理者に問い合わせてください。

Symphony Spreadsheet コンテナを追加して設定する

Composite Application Editor を使用して、Symphony Spreadsheet コンテナを複合アプリケーションに追加し、ランドマークとアクションを作成および表示します。

コンテナを追加するには、コンテナをコンポーネントパレットの Containers フォルダからアプリケーションにドラッグします。

コンテナの表計算を指定する

コンテナを設定して、ローカルまたはリモートの表計算文書を処理することができます。リモートの文書はローカルにキャッシュできるため、文書の変更内容が失われることはありません。コンポーネントが再ロードされる場合は、ローカルにキャッシュされた文書が使用されます。

表計算文書を指定するには、Composite Application Editor で [コンポーネントプロパティの編集] ダイアログの [コンポーネント設定] タブを使用します。

必要に応じてファイルを参照しながら、[初期ファイル] フィールドに表計算文書のロケーションを指定します。ロケーションは、ローカルファイルの絶対パス、リモート URL のどちらでもかまいません。リモートファイルをローカルにキャッシュするには、[ファ

イルのキャッシュ] をクリックします。

メモ 表計算のロケーションを、targetBuilder 式属性の値として、plugin.xml のコンテナ設定に指定することもできます。ロケーションを plugin.xml とコンポーネントプロパティダイアログ両方に指定した場合、plugin.xml の値が優先されます。

アクションを追加する

表計算コンテナをアプリケーションに追加し、アクセスする表計算を指定すると、Composite Application Editor ツールバーを使用して、特定のイベントが発生したときにトリガするデータ交換アクションを定義できるようになります。

アクションを表示する

現在のランドマークに定義されているフィールド式に対応する範囲のセルを表示するには、[フィールドの表示] ボタンを使用します。表示されたフィールドは、ツールバーの他のコンポーネントを使用してフィルタリングできます。

Symphony Spreadsheet コンテナのランドマーク

複合アプリケーションのコンテナは、格納されたアプリケーションのさまざまな領域で各種イベントに対して発生するデータ交換アクションを定義する場合に、ランドマークを使用します。Symphony Spreadsheet コンテナは、表計算ランドマーク識別子の種類のみをサポートし、ランドマークにシート名を使用します。アクティブなシート名が現在のランドマークになります。そのシートに指定するアクションは、対応するランドマークに自動的に関連付けられます。コンポーネントプロパティを編集する場合、ツールバーを使用して作成したランドマークとアクションは [ランドマーク] タブに表示されます。このタブでは必要に応じてランドマークとアクションを編集できます。

Composite Application Editor でのランドマーク定義については、IBM Lotus Notes インフォメーションセンターの「Creating landmarks for container components」を参照してください。

このコンテナの使用方法について詳しくは、Composite Application Editor、Lotus Expeditor、Lotus Symphony のマニュアルを参照してください。